やしきたかじん追悼

年末に、サンテレビで劇場版「機動戦士ガンダム」の放送があり、そこで、やしきたかじんの「砂の十字架」をブログで取り上げた
それから数日、まさか訃報がでようとは。

歯に衣着せぬ物言いと、大阪への拘りで、大阪を中心とするエリアでは絶大な人気を誇ったエンターテナー。歌手ではあるが、コンサートでもしゃべりの方が長いとか言われるほど、トークが持ち味だった。
酒ににまつわるエピソードや口の悪さが災いした事件も幾多もある。そういう意味では、古いタイプの「芸人」であったのかも知れない。
まあ、「無茶」な人である。
この「無茶」なたかじんが手を焼いた人物がいる。誰あろう、桂ざこば師匠だ。生放送が野球の優勝をかけた試合中継で押してしまい、腹を立てたざこばをたかじんがいさめるという、今からはなかなか想像が難しいような事件がその昔あった。
このとき、たかじんはざこばを「師匠」とは呼ばなかった。「兄さん」と呼んでいた。他の歌手なら、年齢的に近くても「師匠」と呼ぶはずだ。これはたかじんが「芸人」側の人間であることをよく表していると、その時に思ったものである。

コメントを残す